1949-05-19 第5回国会 衆議院 文部委員会 第22号
それこそ國語研究所において研究なさつて、これを日本語で簡單に表現するならば、何という字を使つたらいいかということは、およそ國話研究所の最初の一つの仕事としてできるはずであります。それをなさつてもなおかつここにこんな字を使わなければならなかつたのかどうか、まことに私は遺憾に思います。
それこそ國語研究所において研究なさつて、これを日本語で簡單に表現するならば、何という字を使つたらいいかということは、およそ國話研究所の最初の一つの仕事としてできるはずであります。それをなさつてもなおかつここにこんな字を使わなければならなかつたのかどうか、まことに私は遺憾に思います。
次に緯度観測所、國立國語研究所につきましては、教務及び技術系統の職員は減員しない。事務系統の職員につきましては欠員相当人員の二分の一を減員するということになつております。第三に、國立学校でありますが、これは原則三割を適用しないで、例外として処理されることになつておりまして、教務及び技術系統の職員は減員しない。事務系統の職員は欠員相当人員の二分の一を減員する、こういうことになつております。
その他の緯度観測所、國立國語研究所及び日本芸術院につきましては、本法にその評議員会の規定がないのであります。その理由は緯度観測所は緯度を観測するという國際的な事業を行なつておるところでありまして、その運営につきましては、國際的な関連性をあるという意味におきまして、評議員会を設けなかつたのであります。
國立國語研究所は、別に國立國語研究所設置法によつて詳細が規定せられておりますので、本法によつてはこれを入れなかつたのであります。日本芸術院は、主として芸術上の勲労のあつた人々を表彰する意味において設けられておるのでありまして、これが運営につきましては特に評議員を設ける必要はないという意味で、評議員を設けなかつたのであります。
今ちよつと例を挙げましたのは、それは本当を言えば、過去のものではなくて、日本の國語を研究する上に欠くべかるざるもので、本当を言えば、文部省あたりの國語研究所等においてなくてはならない資料であります。ところがそつちの方にもないんです。それで私の方は、何とか確保する方法がないかと思つても、思うようにならないで悩んでおります。
その他最後の博物館等経費といいますのは、つまり文部省の直轄に博物館あるいは自然科学博物館あるいは國語研究所、そういつた直轄の施設がございます。そういうもののすべての経費を含めたものでございます。あと雜件が十二億九千七百万円、合計いたしまして三百四十七億千二百万円という数字になつております。これは予算書として本議会に計上されておる数字でございます。
○田中耕太郎君 議題となりました國立國語研究所設置法案に関しまする委員会の審議の御報告といたしまして先ず本研究所の設置の趣旨を御説明申上げます。 我が國におきまする國語の改良とその合理化とは、教育の振興と一般國民生活の向上、延いては國家再建の不可欠の條件でございます。
する法律案 一、日程第六、畜産に関する農業協同組合又は農業協同組合連合会が馬匹組合又は都道府縣かち財産の移轉を受ける場合における課税の特例に関する法律案 一、日程第七、家畜市場法を廃止する法律案 一、日程第八、昭和二十二年度國庫債務負担行為総調書 一、日程第九、輸送サービスの改善に関する決議案 一、日程第十、寒冷地手当並びに北海道における暖房用燃料手当支給促進に関する決議案 一、國立國語研究所設置法案
○副議長(松本治一郎君) この際、議事の都合によりまして、日程の順序を変更いたしまして、只今報告いたさせました國立國語研究所設置法案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
昭和二十三年十一月二十五日(木曜 日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○國立國語研究所設置法案(内閣提 出、衆議院送付) ————————————— 午後四時二分開会
そういう意味で審議会と國語研究所との両方が、本当にマツチして行けば、それは成果を挙げることができる。併しながら國語研究所の方が独善的に或いは調査、或いは科学的な基礎というものを楯にとつて、國民感情を忘れているならば、死せる國語であつて、生きて行く國語にならない。
○圓谷光衞君 ただいま上程に相なりました國立國語研究所設置法案に関しまして、この法案の概要並びに委員会における審査の経過及びその結果を御報告申し上げます。 本案は、去る十一月十七日、内閣から本院に提出され、文部委員会に付託となつたものでありまして、全文十一條からなる法案であります。
○議長(松岡駒吉君) 日程第七、國立國語研究所設置法案を議題といたします。委員長の報告を求めます。委員長圓谷光衞君。 〔圓谷光衞君登壇〕
――――――――――――― 本日の会議に付した事件 國立國語研究所設置法案(内閣提出)(第二六 号) ―――――――――――――
○黒岩委員 國立の國語研究所の設置されますことは、國民のひとしく切望する点であろうと思います。この國民の期待を背負いまして本法案が成立し、早急に新しいこの機関が設置されることを、私ども切望するのであります。内容につきましては、十分に案を立てられました政府の御檢討の結果を、われわれの質問によつて明確に把握することができましたので、國民協同党はこの政府原案に賛成をするものであります。
また、すでに今國会に提案されておりまする國立國語研究所のごとき、一見急を要せざる施設を行い、行政整理によつて生ずる剰員のはけ口をつくるがごとき御態度につき、疑義なきを得ない次第でありますが、この点、関係閣僚の答弁を要求いたします。 國家財政の收入は、窮極するところ、税金によるか公債によるかよりほかに道なき次第であります。
○田淵委員 國語研究所の仕事というものは、量的にも質的にも廣く深くなされるならば、おのずからそこに政策の資料というものは集まつて來るものだと私は思います。ただいま文部大臣は、科学的に基礎資料を提供する事業をなすのが、國語研究所の事業であるというふうにおつしやつたのであります。あげ足を拾うわけではありませんが、私は科学的というのは目的をはつきりさせる。
國立國語研究所設置法 (目的及び設置) 第一條 國語及び國民の言語生活に関する科学的調査研究を行い、あわせて國語の合理化の確実な基礎を築くために、国立國語研究所(以下研究所という。)を設置する。 2 研究所は、文部大臣の所轄とする。文部大臣は、人事及び予算に関する事項に係るものを除くほか、研究所の監督をしてはならない。 第一條について御質問のある方はありませんか。
○田淵委員 私田國語審議会の事業の目的というものと、國語研究所の事業の目的というものは、そこに本質的に何ら相違があるものではないと思います。純粹なる研究と、しからざる研究、このようになることは私は了解しかねるのであります。これはむずかしい論議になりましようが、純粹なる研究とは何ぞやということになります。
――――――――――――― 十一月十七日 國立國語研究所設置法案(内閣提出第二六号) の審査を本委員会に付託された。 同月十六日 日光の國宝建造物修理費全額國庫補助の陳情書 (第二五六号) を本委員会に送付された。 ――――――――――――― 本日の会議に付した事件 國立國語研究所設置法案(内閣提出第二六号) ――――――――――――― 〔筆記〕
そのように國語審議会に資料を提供するというような屋上屋を重ねるようなことをしなくても、國語研究所の権限を拡大すれば目的は達せられるのではないか。このように行政整理の必要なときに、國語研究所に全面的に権威を持たせればいいものを、二つにわけなければならない理由はどこにあるのか。
○國務大臣(下條康麿君) 只今議題になりました國立國語研究所設置法案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げたいと思います。 今回提案いたしました國立國語研究所につきましては、かねていろいろの経緯があつたのであります。この國語、國字の改良の問題は、教育上のみならず、國民生活全般の向上に極めて大きな影響を與えるものでありまして、その解決は、祖國再建の基本的條件であると考えるのであります。
○委員長(田中耕太郎君) 次に、今日の議事日程には載つてありませんのでありますが、國立國語研究所設置法案を本委員会に付託されましたので、これを議題にいたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ声者あり〕
昭和二十三年十一月十八日(木曜日) ————————————— 本日の会議に付した事件 ○委員長の報告 ○國立國語研究所設置法案(内閣送 付) ————————————— 午後一時四十九分開会
かように考えまして、その基礎的な研究をまず十分にいたしますために、先ごろ本委員会では御採択になりました國語研究事を設置する件ということも、文部省において大いに努力いたしまして、本年から出発することになりましたが、その國語研究所などで十分研究を積んだ上で、國民の全体の意思に訴えて決定すべきだ、かように考えておる次第であります。
これは國民生活の文化面では根本的な問題でありますので、これについては大藏省予算も、國語研究所が設けられることについての文化委員会の御決議もあつたと思うのですが、それが承認されまして、二十三年度には國語研究所ができることになりましたが、そういう面でやはり取扱うことが一つであります。それから國際文化事業に関する事項、ただいまお話になつたユネスコの問題はその重要な一つであります。
そこで、この問題につきましては、私どもは國語研究所というものを設けまして——これは財務当局と交渉の上、本國会に提出いたしたいと存じておりまするが、十分な研究を遂げ、しかも、各般の方々を代表する民主的な委員会の決議あるいは諮問にまちまして、万全を期して、日本の傳統と生活に即した、だれにでもわかりやすい、うるわしい、しかもはつきりとした、力強い國語をつくるように、皆さんとともに努力をいたしまして、日本の
先ず第一にこの請願の趣旨について政府に質しましたところ、政府におきましても全くこれに賛成でございまして、むしろ賛成と申すよりは、この趣旨と殆んど同じような考えから、政府においては來年度において國語研究所を作り、そのために予算を実は計上している程である。こういうことなのであります。でありますからして、この請願の趣旨だけをとりまするならば、もう問題はないわけであります。
もつと根底的に基本的語彙の問題、あるいは文法の問題、あるいはそのほか國語國字の各方面について、さらに檢討し思案してまいらなければならないと考えられるのでありまして、そのために私どもといたしましては、ここに國語研究所のようなものが必要と考えられてまいるわけであります。
つきましては、ちようど明年度の豫算を作成いたします時期でありますので、文部省といたしましては、明年度豫算に國語研究所を國費ともつて建設しようという計畫をもちまして、目下財政當局の方に提出、折衝を始めておるような次第でございます。ただいま御請願の趣旨と、まつたく一致するものとして、私どもは努力いたしてまいりたいと考えております。
前囘の委員会におきまして國立國字國語研究所設置の請願の採択の件に関しまして、羽仁委員から発言を求められておりますから、これをお許しいたします。羽仁委員。
○羽仁五郎君 前囘の本委員会におきまして、國立國語研究所設立の問題が可決されたわけでありますが、そのときに私は反対をいたしておいたのでありますが、その点について一應私の立場をこの委員会に御了解を願いたいと思います。それは私は國立國語研究所設立の趣旨においては非常に賛成なのであります。
○羽仁五郎君 今稻田局長から述べられたことは、文部省の根本方針であるというふうに了解し、文部省は國立國語研究所設立準備委員会において明確に民主主義的な方向を取られる。その場合には民主主義的な文化團体、或いは教員組合、或いは労働組合関係、そういうような團体も考慮されるというように了解をいたしました。